FXで勝つための基本「酒田五法」とは

FXのテクニカル分析にはさまざまな手法があります。
そのうち、日本生まれのテクニカル分析が酒田五法です。

江戸時代に考案されたと言われている古い手法ではありますが、現在の日本だけでなく、外国の投資家などにも広く使われているメジャーなテクニックのひとつです。

酒田五法の誕生

酒田五法を考案したのは、江戸時代の中期から末期にかけて米の先物取引で活躍した本間宗久と言われています。
地元の酒田(山形県)で一財産を築いた本間宗久は、江戸や大坂の米相場に進出し巨万の富を築きました。

当時、武士の給料は米で支払われており、米は通貨のように扱われていました。
ある意味、江戸時代のFXで財を成した人物だと言えるかもしれません。

その躍進を支えたのが、彼自身が考案したチャート分析法「酒田五法」です。

酒田五法の特徴

酒田五法の特徴は、ローソク足を利用するという点にあります。
ローソク足もまた、日本で考案され世界に広まった分析手法です。

酒田五法では、主にこのローソク足の並び方に着目して将来の値動きを予想するのです。
テクニカル分析は、トレンドを分析するトレンド系や売り買いの勢いを分析するオシレーター系に大別されますが、この酒田五法はそのどちらにも属しません。
両者の要素を併せ持ったテクニカル分析であり、チャートパターンをみるという点では第三のテクニックといえるかもしれません。

どのように使う?

酒田五法の基本は、ローソク足の陽線(上昇)と陰線(下降)の並びをみることです。

ローソク足が3つの山を作っていたら次は下落が続く、というように予測を立てます。
また、陽線が3つ連続したら上昇トレンドが強い、逆に陰線が3つ連続したら下降トレンドが強い、などという判断も行います。

ここにローソク足のヒゲや高値圏、低値圏でのパターン出現などさまざまな条件をプラスして精度を高めています。

他の指標との併用が基本

どのようなテクニカル分析にもいえることですが、テクニカル分析は複数を併用するのが基本です。
酒田五法も同じであり、ローソク足でパターンが出たからといって必ずその通りになるとは限りません。
別のテクニカル分析も使いつつ、予想の精度を高めていきましょう。

また、酒田五法では解釈の難しいパターンがいくつもあります。
実際に自分で使ってみて、経験を積んでいくというトレーニングも必要です。

酒田五法を考案したと言われる本間宗久も、実は一度江戸の米相場で大失敗をしています。
酒田五法はそういった経験から生み出された手法であり、酒田五法を使いこなすためにはやはり実戦経験が欠かせないのです。